ローブガッサ構築 導入編
こいつらのマッハパンチは強すぎるだろう
鉄の拳によるパンチ系の常時ダメージ増加、テクニシャンによる低威力技の常時ダメージ増加、この2匹のマッハパンチで結構な数のポケモンは沈むのではないか?
と思い計算したところ、鉄の拳黒帯マッハパンチ+テクニ鉢巻マッハパンチでH4B4振りのキングドラに最低乱数引き続けても97%のダメージを与えられることを知り、カバドリ、バンドリ、トノグドラといったメタの対象となる天候パに有利な戦いができるのではないかと考え構築を組もうと思いました。
あと、ローブガッサが重いという発言はたまに聞きますが、それってローブシンやキノガッサが重いということなのでローブシン+キノガッサならどうなるのだろうと考えたからというのもあります。
まず、前提としてローブシンは鉄の拳+黒帯、キノガッサはテクニシャン+拘り鉢巻、2匹ともいじっぱりA252振りということにします。
ポケモン | 特性 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 |
---|---|---|---|---|---|---|
ローブシン | 鉄の拳 | ドレインパンチ | マッハパンチ | 冷凍パンチ | 寝言 | 黒帯 |
キノガッサ | テクニシャン | 種マシンガン | マッハパンチ | ローキック | 寝言 | 拘り鉢巻 |
技構成は、各々テンプレとなってきている3種類を備え、ラスト1枠に寝言を入れています。
これにより、相手のポイヒガッサやレパルダスに負担をかけ続けられるようにします。
ソーナンスが多くなるなど、環境の場合によってはローブシンに毒毒を仕込むことも考えられるでしょう。
また、ローブシンのD耐性は初手キングドラの眼鏡竜星群を耐えてドレインパンチ+マッハパンチで落とせるところにしたいですが、ちょっと難しそうです。
次にこの2匹での処理が難しいポケモンを考えます。
深く考えないでも浮かんできたのが
こいつらです(フォルムチェンジ含む)
これらのポケモンの特徴としては、エスパーないし飛行タイプという点ですね。
つまり、格闘が苦手とするこれら2タイプに対して有効なポケモンを用意する必要がありそうです。
さらに言うと、ローブシン・キノガッサ共にあまり素早さが高くないのでこれらのポケモンは上から1キルするのが理想でしょうか。
この条件に当てはまるポケモンと言えば
ポケモン | 特性 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 |
---|---|---|---|---|---|---|
バンギラス | 砂起こし | 噛み砕く | 追い打ち | 岩雪崩 | 冷凍パンチ | 拘りスカーフ |
バンギラスです。
こいつにスカーフを撒かせることで、上記のポケモンたちを上から1キルすることが可能となります。
ラティボルトなど特に数を見るポケモンは元々の素早さ故にスカーフを撒くことは稀であると思われるので、大抵の場合先制できると思われます。
技構成は、クレセリアやブルンゲルに撃つだけでなく一貫性をとりやすい噛み砕く、ラティオスを逃がすのはよろしくない+相手のサイクルに介入できる追い打ち、ボルトロスやサンダーに撃ちストーンエッジよりも命中率の良い岩雪崩、最後にガブリアスやグライオンとの対面時に撃つことができる冷凍パンチを採用します。
追い打ち採用による相手の起点となる可能性ですが、最も危険+数が多いと思われるドリュウズを格闘2匹が縛れているので問題ないと判断しています。
ウルガモスや209ガブリアスが見えているなら考えながら撃つ必要がありますが。
些細だけど重要なこととして、キングドラに砂の定数ダメージを入れられるという点があります。
ローブガッサのマッパで最低乱数を引き続けてしまうとキングドラに3%ほどのHPを残して生きられる可能性がありますが、砂ダメを入れることでその可能性を0にします。
以前バンギローブガッサについて書きましたが、やはりローブガッサとバンギラスの相性は良いのでしょう。
3体まで決まったので、次は不利そうな相手の組み合わせを考えます。
ラティハッサム
クレセドラン
ここらへんがパッと見重いでしょうか。
ラティハッサムに関してはラティオスをバンギラスの追い打ちで倒したとしてもハッサムの剣の舞の起点となり、クレセドランに関しては受け回されているだけでこちらが消耗してしまいそうです。
ハッサムに関しては、AS振りの珠ッサムならローブガッサのマッパで98%のダメージを与えられるので相手に攻撃の余地をほとんど与えないですが、ローブガッサを両選出できるとは限らない+ゴツメ羽休め剣の舞などの構成だった場合辛いです。
ポケモン | 特性 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 |
---|---|---|---|---|---|---|
ウルガモス | 炎の身体 | 大文字 | 虫のさざめき | めざめるパワー地面 | 蝶の舞 | ラムの実 |
そこで4枠目にはめざ地ウルガモスを入れてみます。
ラムの実を持たせることでクレセドランの状態異常に対する耐性をある程度つけつつ、キノガッサへの繰り出しも安定させます。
バンギラスを落とせる可能性が上がる虫のジュエルも魅力的ですが、今回は格闘2枠でバンギラスは十分に対策できているものと考えてラムの実を選択しました。
ここまでで少し電気の一貫性が気になるので地面ないし電気無効特性のポケモンを投入したいです。
候補としては、霊獣ボルトロスかガブリアスになるでしょうか。
ポケモン | 特性 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 |
---|---|---|---|---|---|---|
ガブリアス | 鮫肌 | 逆麟 | 地震 | 炎の牙 | 剣の舞 | 気合の襷 |
少々、相手の初手カイリューに対する駒が薄い感じがするので鮫肌+剣の舞の襷ガブリアスを試験的に投入してみます。
霊獣ボルトロスはめざ氷→竜の舞→ジュエル逆麟で後ろのポケモンまでガタガタになりがちですが、鮫肌ガブリアスならば剣の舞→竜の舞→カイリュー逆麟→襷鮫肌発動→ガブリアス逆麟、または剣の舞→カイリュー逆麟→襷鮫肌発動→ガブリアス逆麟となり、初手剣の舞が安定します。
他に、スカーフと異なるところとして炎の牙or火炎放射or大文字を入れることで受けループに対する抵抗力を持つことができる、という点が大きいです。
また、バンギラスとガブリアスの同居によりバンギガブの形を作り相手にガブリアス=スカーフor粉・残飯というミスリードを誘います。
ここまできてマンムーに有利な駒がローブシンぐらいじゃないか?というところに気がついたので、ラストはマンムー耐性がありつつパーティーに不足している所を補えるポケモンを探します。
マンムーに強いor抵抗力があるポケモンとして白羽の矢が立ったのはハッサムとクレセリアでした。
ハッサムなら3枚目の先制技持ちとして、また構築内の鋼枠として採用でき、クレセリアならクレセローブの形を作りながらさらに格闘に対する耐性を付加できます。
今回は、グライオンの身代わりを壊しつつ後ろに繋ぐことができるハッサムを入れることにしました。
ポケモン | 特性 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 |
---|---|---|---|---|---|---|
ハッサム | テクニシャン | 蜻蛉帰り | バレットパンチ | 羽休め | 毒毒 | ゴツゴツメット |
クレセリアになら任せられた対格闘性能も補うためゴツゴツメットハッサムです。
対マンムーだけで終わらず、霊獣ランドロスやスカーフガブリアスの相手もできるように毒毒羽休めを採用しました。
また、バンギラス+ハッサムで構築のコンセプトであるローブガッサの苦手なエスパーをある程度縛ります。
が、クレセリアと違い相手の特殊アタッカーにはそれほど対応できないので(眼鏡サンダー等)注意が必要かと思われます。
ここまでで一応6体が決まったので構築をまとめると、
ポケモン | 特性 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 |
---|---|---|---|---|---|---|
バンギラス | 砂隠れ | 噛み砕く | 追い打ち | 岩雪崩 | 冷凍パンチ | 拘りスカーフ |
ガブリアス | 鮫肌 | 逆麟 | 地震 | 炎の牙 | 剣の舞 | 気合の襷 |
ローブシン | 鉄の拳 | ドレインパンチ | マッハパンチ | 冷凍パンチ | 寝言 | 黒帯 |
キノガッサ | テクニシャン | 種マシンガン | マッハパンチ | ローキック | 寝言 | 拘り鉢巻 |
ウルガモス | 炎の身体 | 大文字 | 虫のさざめき | めざめるパワー地 | 蝶の舞 | ラムの実 |
ハッサム | テクニシャン | 蜻蛉帰り | バレットパンチ | 羽休め | 毒毒 | ゴツゴツメット |
というものになります。
バンギラス+ガブリアスが相手に与える構築の印象は強いと思うので、あえてこの2匹を前面に押すような並びにしています。
とりあえずパパッと考えただけで細部のダメージ計算や穴などに関してはまだ未着手なので、この形をローブガッサ構築の導入として記録しておくことにします。
見た感じ、ちょっと飛行がまだ重いですね。
また、ウルガモス見たら全力で殺しにかかりましょう。
ウルガモスに舞われない立ち回りを作るか、後出しからでもウルガモスに勝てるポケモンをどこかに入れる必要性があるかもしれません。
ガブリアスにあと1枠あればステロ入れてた。
個人的に1つのテーマを煮詰めることはほとんどなかったので、この機会にローブガッサをある程度使い込んでみる予定。
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