脱出バンドリβ版
珍しく連日更新します
ポケモン | 特性 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 |
---|---|---|---|---|---|---|
バンギラス | 砂起こし | 噛み砕く | 岩雪崩 | 火炎放射 | 吠える | 脱出ボタン |
ドリュウズ | 砂かき | 地震 | 岩雪崩 | 燕返し | 剣の舞 | 気合の襷 |
ラティオス | 浮遊 | 竜星群 | 竜の波動 | 波乗り | トリック | 拘り眼鏡 |
ハッサム | テクニシャン | 蜻蛉帰り | バレットパンチ | 自然の恵み | 剣の舞 | オッカの実 |
ボーマンダ | 自信過剰 | 逆麟 | ドラゴンクロ― | 燕返し | 寝言 | 拘りスカーフ |
スイクン | プレッシャー | 熱湯 | 冷凍ビーム | めざめるパワー電気 | 追い風 | オボンの実 |
・概要
近頃ツイッターのTLで「脱出バンギ」というワードをちらほら聞きます。
以前からその存在自体は知っておりある程度構築も考えていたのですが、このちょっとした脱出バンギの考察期とも言えるであろう時期に、僕も一つ構築を残しておこうと思い記事を書くに至りました。
さて、脱出バンギラスですが、私的な考えとして
メリット
・バンギラスの耐久を活かすことによりほぼ確実に2回は天候アドバンテージを取ることができる
・故に脱出発動後もサイクルに加わることができることが多い
・制圧力のある後続を無傷で場に出すことができる
デメリット
・バンギラスのタイマン性能を著しく犠牲にしている
・メリットと矛盾するが、天候アド要員とクッションとして使い捨てになる可能性も高い
・故に他の2体の制圧力が低いと試合にならない
といった特徴あると思います。
つまりバンギラスの持ち味を殺してでも場に出したいポケモンがいなければ脱出バンギラスは戦術として欠陥と言わざるを得ないでしょう。
そして「バンギラス」をクッションとして場に出せ且つ制圧力のあるポケモン、その最たるものがドリュウズです。
天候エースを、得意とするその天候状態で無償降臨させることの強力さは脱出トノグドラで多くの人が知っていると思います。
ということで脱出バンギラス+ドリュウズから構築をスタートしました。
では以下簡易個別解説
バンギラス@脱出ボタン いじっぱり調整
噛み砕く/岩雪崩/火炎放射/吠える
構築の軸である脱出バンギラス。
脱出ボタンのせいでラティオス等に対する後出しからの狩り性能は皆無となっているので、最低限の耐久を持たせた上で残りをAに回し、戦線復帰できた時のダメージアップを図っています。
後続に置くのが制圧力のあるポケモンであることが多いため、少しでも多くの負担を相手にかけて一貫性を生ませるのが目的。
そのため技構成を攻撃重視にしています。
噛み砕くはブルンゲルやラティオスなどに撃ち、一貫性も高い技。
Bダウンの追加効果も以外にバカにはできません。
脱出ボタン持ちなので悪技として追い打ちが入る余地はありませんでした。
岩雪崩はボルトロスやサンダーに撃つ技ですが、ストーンエッジでない理由としてはやはり命中率の違いが大きいです。
脱出ボタンを使う構築はどうしても大味な攻撃になりやすく、その場合一度の技外しが致命的なミスになりかねないと判断しました。
火炎放射はハッサムやナットレイ等、バンギラスが呼び且つSに振ったバンギラスが先制しやすい相手への技としての採用です。
あとエアームドとかにも撃ちます。
また、万が一ソーナンスと対面した時に一方的に殴る技としても機能します。
吠えるは、不利対面時に目の前で悠長に補助技使われて脱出不発動のままオワタといったことを防ぐための万能技です。
レパルガッサ系が辛い構築となっているので、どれか切って挑発入れるのも有りだと思います。
クッションにされて帰ってくるバンギラスは何となく可愛いイメージがあります。
ドリュウズ@気合の襷 陽気AS
地震/岩雪崩/燕返し/剣の舞
脱出バンギラスから繋ぐポケモン。
ウルガモス、キノガッサの起点とならないようにサブウェポンを選択しました。
また、キングドラやガブリアスを1発で沈められないので行動回数確保のためにも気合の襷を持ち物としました。
これにより、強引に積んだり後出しすることも可能となりました。
特に変わった点もないので、バンギラスから繰り出して砂エースらしく場を荒らしてやりましょう。
ラティオス@拘り眼鏡 臆病CS
竜星群/竜の波動/波乗り/トリック
脱出バンギラス入りの構築を見ると大体雨対策としてはラティオスが入っており、僕の構築でもご多聞に漏れず入ってきました。
対雨では砂下でラティオスの竜技の一貫性を作るように立ちまわることになります。
技は、竜星群と竜の波動までが確定で入ってきてサブウェポンに波乗り、補助技にトリックが入ってきました。
波乗りはカバドリやバンギクレセドランに一貫する技、トリックはカバルドンや受けループ要員を機能停止させる技です。
サイコキネシスが欲しい場面もありますが、この構築の眼鏡ラティオスは上記4つの技で確定と言っても良いのではないでしょうか。
ハッサム@オッカの実 いじっぱり調整
蜻蛉帰り/バレットパンチ/自然の恵み/剣の舞
ラティハッサム、ナットレイ、ついでにテラキオンまで見るハッサム。
バンギラスとはまた違った形でパーティを回す軸となるポケモンです。
技構成はパーティの潤滑油となる蜻蛉帰り、代名詞バレットパンチまでが確定で入ってきて、バンドリラティで多少厳しいラティハッサム、ナットレイをまとめて相手にできるオッカ自然の恵み、自身を最終的な抜きアタッカーとすることもできる剣の舞の2つが入ってきました。
どこからめざパ炎や大文字が飛んでくるか分からないこの環境下で、オッカハッサムは非常に安心して動かすことができます。
ボーマンダ(自信過剰)@拘りスカーフ いじっぱりAS
逆麟/ドラゴンクロ―/燕返し/寝言
相手に負担をかけつつ最終的なエースとしても活躍するスカーフ過剰ボーマンダ。
この枠はある程度制圧力のあるポケモンなら何でもいいかなと思っていたのですが、スカーフ持ちで相手を倒すと火力があがる自信過剰ボーマンダと脱出バンギラスの組合わせは面白そうだと思い、考察する意味も兼ねて採用しました。
また、初手ラティオス対面で強気に竜技を押し付けることができるポケモンでもあります。
技は最大火力を誇る逆麟、安定したダメージソースのドラゴンクロ―まできて、ここまでで薄い対ガッサへの気休めとして燕返しと寝言を採用しています。
小さくなるシャンデラや小さくなるラッキー、フワライドへの安定打としても燕返しは有用だと思います。
拘り寝言は信頼できないので、できるだけガッサにキノコの胞子を撃たざるを得ないように立ち回らないといけないのが窮屈です。
バンギラスをクッションとして有利な相手にボーマンダを無償降臨、竜技を押し付けて過剰発動からの抜きを狙う動きはまだ考察の余地があるように思えました。
スイクン@オボンの実 図太い調整
熱湯/冷凍ビーム/めざめるパワー電気/追い風
マンムーが辛いのでその誤魔化し、対竜の誤魔化し、対雨としてもう1枚目のカードなど、上記5匹の欠点のしわ寄せで過労死しそうなスイクン。
技はマンムーやエアームドに撃ち、後出しにも火傷のリスクを負わせる熱湯、対竜の冷凍ビームを採用。
そしてスイクン相手に積もうとか後出ししようとかするギャラドス、ブルンゲル等にブチ込むめざめるパワー電気、天候エース相手にもラティオスやボーマンダが暴れられるように場を整える追い風を残り2枠に採用しました。
特に追い風は、制圧力の高いドリュラティマンダのタイマン性能をさらに底上げできて便利でした。
また、キノガッサの後出しに合わせて追い風をすることで冷凍ビームを上から撃てたり、キノコの胞子を強要して後ろのボーマンダの寝言に確実性を持たせるなどのシナジーも考えられるでしょう。
めざ電は使う機会がピンポイントなので、切って吠える入れたら汎用性増すと思います。
持ち物は場持ちを良くさせるオボンの実を持たせました。
様々な役割が集中しているので、行動回数確保の意味でもオボンによる耐久の疑似的な上昇は恩恵が大きいです。
と、以上が僕なりの脱出バンドリの初期プロットになります。
バンドリに軸を傾かせすぎることなく、様々な所からの勝ち筋や初見殺し要素を含ませたつもりです。
実際に使ってみると選出段階での読みが多少やっかいなことがありましたので、潜んでいる欠陥を浮き彫りにしながらその辺りも含めて改善していきたいと思います。
レパガッサは諦めながら適当に天候ダメージとか使って戦ってください;;;;
※数見るようならハッサムをゴツメ羽休め型にでも代えて、スイクンのめざパを炎にするかマンダの燕返しを火炎放射にしましょう()
そんなところさ。